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Tsubameyado blog -side art-

かもめ大学:水彩スケッチ会に参加しました!

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11月10日に吉田町かもめ大学で行われた講座
「水彩スケッチ会・大岡川からみなとみらいを描こう!」
に参加してきました!
吉田町かもめ大学 というのは、配布されているチラシによると「学ぶ楽しさ」をテーマにした、様々なアートが学べる市民大学とのことです。

美術技法を学ぶのはもちろんのこと、普段はあまり機会のないような珍しい体験講座に参加できる企画のようですね。
現在インターネット上では、フェイスブックを中心として活動されているようです。


そして今回の、水彩講座です!

実は私は、今まで義務教育以外において美術教室や美術学校などといった教室に行ったことが一度もありませんでした。

なのでこのような美術講座に初めて参加すること自体も楽しみにしておりましたし、
こんな姿勢で「生徒として学ぶ」というすらも、確かに久しぶりでした。

そして私は何より水彩に小学校低学年以来触ったことがなかったのです!
なので、今回はどんな新たな技術が学べるのか、ワクワクしながら講座に向かいました!


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見てください、この空を!

今回の講座は野外スケッチとのことで、週間天気予報を見てソワソワしていたのですが当日はこの雲一つない青く爽やかな秋晴れになりました!!
川沿いだったので、この日は風が強くてスケッチブックが飛んでいってしまいそうでしたね。
完全に野外で絵を描く、ということも初めてでしたのでその描くことの中に気象が影響するという感覚がとても新鮮でした。

そして、画面左側に高くそびえるのが今回のメイン題材であるランドマークタワー・・・

・・・とのことです!


・・・実は私、これまでランドマークタワーというのは、名前だけ聞いたことがあって、実際には見たことがなかったのです・・・
もっと、いかにもタワー!といった形をしているのかと思っていたら、思ったよりはビル風の建物でした。


これを水彩で、描くだなんて・・・。

お 思ったより 難しそうです・・・。


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そしてこちらは今回の講師、観光スケッチ協会の理事でいらっしゃるオガワヒロシ先生の鉛筆線画です!

すごい、さすがです。
この鉛筆線画の下書きだけでランドマークタワーと、その周りの風景だとわかりますね。
色づく時が、見ているだけで楽しみになります。


私たち生徒はまず先生に、この「線画」の描き方やコツを教わりました。


線画を描くことは、基本となる構図を作ることでもあります。

私がとても驚いたのは、先生が「水彩で塗る時間よりも、線画の方に多く時間を割くくらいで線画を描いて構わない
とおっしゃったことです!

私は切り絵をしている関係上、線画の重要性を知っていたつもりですが、それが水彩の世界であってもそうだったなんて!

水彩というのはフワフワした絵柄というイメージで、もっと漠然とした感じの線画になるのかと、何となくですが思っていたら、違いました。
筆をまだ持っていないこの時点で既に、もう学ぶことばかりです!


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それでは早速、この風景を水彩画にしていきます。


そうして私が描いた鉛筆線画がこちらです!


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おっと、ランドマークタワーがまだ描きかけでした!

先生に教わったことを活かしながら描いてみました。
川に浮かんでいる黄色いブイ(?)がとてもビビットで色鮮やかでそれを活かしてみたかったのと、歩道の手すりのラインで画面にダイナミックさを出したかったのです。
(でも、このダイナミック感は本来の「水彩の良さ」が出る構図とは違うかもしれないかな?と個人的に思います
 私が個人的に、こういう構図が好きなのです

やはり、全体のバランスは難しいですね。
しかしキャンバスの画面全体に収まるバランスとしては、とりあえず良く描けたかなと思います。


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あ、鳩がたくさん飛んでいます!


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うおっ?!

ゴムボートの船を漕いでいる人たちが沢山いらっしゃいました!!
この川、大岡川はこんな楽しいボートに乗れるのですね~。

・・・と、気がついたら徐々にゆっくりと、日が傾いてきているようです・・・。
秋の日が落ちるのはつるべ落としのよう。
描き始めた時の写真と、影の向きや位置がもう微妙に違いますよ。

そして鉛筆線画が出来たので、いよいよ、水筆を持って水彩本番へと入ります!


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この風景を、水彩絵具で塗って行きたいわけですが、一体どこから、何色の絵具で塗っていけばいいのでしょう・・・??

ビルの壁、水面の色、それぞれの部分の色が複雑なことだけはわかりますが、限られた色の水彩絵の具で、その色をどうやって作ったらいいのでしょう。

初めは先生に教わりながら、色を作っていきました。


そしてまずビルの部分は、こういうような色であることがわかりました。

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ビルの壁と、ビルの窓の色についてです。
ランドマークタワーの窓の色は遠くからみると、空の光を反射しているのか、とても不思議な色合いに見えました。


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そして水面と橋近くの色の様子はこんな感じでした。

そもそも、奥に見えるビルは一体何色の絵具で塗ればいいのでしょう。
灰色??
灰色だったとして、それをどうやって作ったらいいのでしょう。

私は今まで、絵にはコピック(※アルコールマーカー)と、墨という画材で色を塗ってきて、その混色の知識が多少ありましたが、
私がここで足すことを先生にアドバイスされた色は、私のこれまでの経験では絶対に、選ばないような色ばかりでした。
それがとても驚きでしたが、
もちろんのことですが、先生にアドバイスされた色を足すと不思議にしっくりとまさに、出したかった色になるのです。
それは、さすがに経験の成せる技だと思います。

それから、私自身でも先生にアドバイスされた色のことを踏まえ、考えて色を塗っていきました。


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そして、午後四時に絵が完成しました・・・!
もう秋の日は暗くなり始めていて、描き初めとはもうすっかり景色が違いますね。

刻々と移り変わっていく景色をキャンバスに写し取っていく。

スケッチというのはこうした移り変わってしまうという難しさもありますが、だからこその面白さ。侘び寂びもありますね。


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こんな感じで描けました~!!

初めて水彩で描いた割には、それっぽい感じに出来ているかな~と思います!
これは確実に、先生のご指導のおかげです。
触れたことのない技術を、確かに教わりました。


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今回の水彩教室で、私は確実に多くのことを学びました。

そして、こうしてこんな講座に参加することは、確かに「かもめ大学」という名前の通り、本物の学校の授業の一つくらいには学ぶことができるのではないかと思いました。
やっぱり、ちゃんと美術学校に通って学んでみたかった、とも偶にですが思うので・・・。

そして学べるのは「技術そのものだけ」ではなかったです。

こうした講座には幅広い年代の方がいらっしゃるので、そうした方々とお話したり意見を聞けることは、人間としてもとても勉強になりました。

この講座だけ参加の予定でしたが、予定さえ合えばこれからも未知∞の講座に参加してみようかと思いました。

かもめ大学では、なんだか聞いたことすらないような、珍しいものの講座も開催していますしね。

大人になってから学ぶというのも本当に楽しいです。
今回学んだことは、これからの私に確実に活きてくると思います。