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Tsubameyado blog -side art-

書道のお稽古

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今年の年始から、親戚の元書道の先生のところへ、書道を教わりに行っています。
今まで、なんだかんだで筆で文字を書く機会が多かったのですが、
実は子供の頃から、書道を教室などへ教わりに行ったことは一度もありませんでした。

筆圧が薄いせいか、昔からもともと筆を扱うのが苦手ではありませんでしたし、
偶然ながら、小学校一・二年生の時の私の担任の先生が、当時の時点で既に時代に合わないようなスパルタの先生で、更にその先生が書道を専攻されていたので、
それはもうみっちりと、その先生に文字の基本、それこそひらがなの基本から書き順まで全てを、その字の如く、叩き込まれ育ちました。

当時は休みなしに毎日、小学校低学年としては信じられないくらいの宿題の山で、泣きながら宿題をやっておりましたが、
今、こうして結果的に見れば、確かにそれが今、いろいろな力になっているのかなと思います。


そんな余談はさておき、そういったわけで、私自身は文字の「基本」は、出来ている自信はありました。

しかし、ちゃんと書道教室へ行って習ったものではないので、ちょうど親戚に引退された元書道の先生がいらっしゃるということで、月に一・二度、書道を教わりに行っているというわけです。
人生は何があるかわからないものです、
私も今になって、書道教室に通うことになるとは思いませんでした。


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「てそえのめあ」です。


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「つやらちろる」です。


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師匠のお手本です。
さすがです。

てそえのめあ つやらちろる というのは、初めて聞いた時は何のことだかわかりませんでしたが、
これは、似た形のひらがなをそれぞれ、ひとまとめにしたものとのことです。
そう言われてみれば、纏まりごとに、似ている書き方の部分が互いに含まれていますね。

これがこんなふうに、いろは歌のように平仮名46字分続いていくわけです。
これは、字を崩していく上での基本になるということです。

画数のより多い字より、画数の少ない字の方が難しいと思いますので、こんなふうに基本を学べて、とても楽しいことです。

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しかしこんな感じで、同時進行で、実用書道も教わっています。
こちらはもちろんながら、師匠のお手本です。
まるで印刷されたかのような、凄い字です・・・!


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師匠からこんな本もお借りしています。
年季の入った、しかしちゃんと読まれながら年月を経た感のある、とても風格のある本です。


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いつの本だろう、と奥付を見ましたら、なんと1965年!
それでこの状態というのは、この本がとても大事にされてきたことを益々感じさせます。


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こんな感じで、今は使われない旧体字なども含んだ、たくさんの字のたくさんの書体の資料が掲載されています。
さまざまな書道家の字体を一冊にしたもののようです。

この本は、興味がない方からすればそんなに価値のないものなのだろうと思います。
仮に、古書店に売られていても、そんなに値段はつかないものなのかもしれません。
しかし、どんな本もそうかもしれませんが、この本を本棚の肥やしにするか、生かしていくかはその人次第です。
私も改めて字を書くときには毎度この本を紐解き、生かしていければと思っております。
(早速ですが、実は現在募集しております【斬り合い:2012】のページロゴの字は、この本を参照しながら書いたものです。)


書「道」は「道」です。
どこまでも先があり、終わらないもの。
それは人生と同じようなものかもしれません。
日々修練し、私も私の道を、極めていけたらと思います。