2013/09/04 Category : 日記 福井利佐さんの個展を観に行って参りました 今日は、銀座のポーラミュージアムアネックスにて開催中の、切り絵作家の福井利佐さんの個展「LIFE-SIZED@POLA MUSEUM ANNEX」を観に行きました! 以前から画集(2007年の「KIRIGA」、背表紙が取れるほど読みました。)を持っていたりと、長年気になっていたのですが今回個展が銀座で開催とのことで、やっと原画を拝見する機会が出来ました。 福井利佐さんは他の誰にも描き得ない、命のラインを切り絵で描かれている方です。 特に、今回こうしてメインになっているような老若男女の人物の表情の作品や、世界の動物の作品を主に発表されています。 何より、その命の瑞々しさ! 切り絵の切り口特有の力強さと、生命感溢れる作品を作られています。 そしてこれまで手掛けられている作品を見ると、福井さんの作られる作品は色付きの切り絵作品中心で、その鮮やかな色彩のコントラストもその魅力の重大な一要素でした。 なので今回の個展ではその色彩の要素、黒さえも排除して、「白」という、純粋に「ライン」のみの「絵」そのもの、生身の作品を展示されていたようです。 作品は想像していたものよりずっと大きかったです。間近で切り口を見ることが出来ます! やはり大きな作品の魅力はその切り口のダイナミックさを体で感じることのように思います。 上の写真でもおわかりになるかと思いますが、床に切り絵の影が落ちて幻想的な空間を創っています。 そしてよく見ると、一つ一つ、とても微妙ですが、白の中にもなんとなく色があるような・・・ 切り絵を裏側から見たところです。 白色の裏側はこんな鮮やかな色だったのですね。 なので、その色が本当に微妙にですが、光に透けて映っていたというわけです。 手前の鳥がものすごく格好良いですね。 左下に落ちている切り絵の影も、不思議に本物の写真のような存在感を放っています。 奥にはこんな切り絵のモビールがありました。ワークショップで皆さんで作られた作品とのことです。 やはり、切り絵のモビールは影が落ちて素敵ですね。 水玉の照明の中に影が落ちるようになっています。 出口の部分にもこんな装飾がありました! 魚の群れのシルエットが素敵ですね。 私の切り絵作品の作り方とは全く違う作り方でしたが、私もこんな躍動感と生命力に溢れた作品を作っていきたいと思いました。 会場は入場無料で、写真撮影もフラッシュなしならOKとのことです。 銀座駅からもすぐですし、なかなか福井利佐さんの作品を見られる機会はないので、是非いかがでしょうか。 福井利佐「LIFE-SIZED」 POLA MUSEUM ANNEX 2013年8月9日(金)～9月8日(日) 11:00～20:00 入場無料/会期中無休 http://
