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Tsubameyado blog -side art-

個展「切り絵幻想」:4 展示作品

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いよいよ展示作品です。


今回初めての個展で、
一番大変だったのが額装であり、苦労したのが額装であり、
一番こだわったところも額装でありました。

敢えてアクリルフレームを使わず展示しました。
※一つだけ壁掛けのアクリルフレームの作品は、原画ではなく、レプリカのフィルムです
(今思えば、一つくらいはアクリルフレームの作品があってもよかったかも、とは思いましたが)

それでは、展示作品の紹介です。
 

作品点数も多いので、展示作品の中から、特にお気に入りの作品の一部をピックアップして紹介させていただきます。


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こちらは立体額を使って展示しておりました。
あやとりの紐の影が落ちるように展示致しました。

写真だとわかりづらいですがこちらの作品は、切り絵本体を見ていただく作品というよりは、
落ちる影の方が本体、という珍しい作品でした。



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こちらは、花(虫)の三連作です。
ちょっと変わった手法で作られています。


左は、蝶が卵から、幼虫となるまで。その虫くい。
真ん中は、蝶のさなぎと羽化の様子。幼虫の餌となる植物も描かれています。
そして右は、蟷螂の蝶の捕食です。

これらは、虫ではなく、花をテーマとして描いたものです。



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ポストカードなどの図案に使っていた作品も、展示してありました。


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花の少女達の連作です。




全部で25点前後展示しておりました。
会期中に増えた作品もあります。

モチーフの和洋を問わず。
でもちょっと、外国に憧れている感じ。
だって、生粋の日本生まれ日本育ちの私が、どんなに外国をイメージして、真似して何かを作ったって、それはやっぱりどこか、日本っぽい感じがしてしまうだろうと思いますから。

特に連作の少女たちは、それを意識しました。
外に憧れながら、その、内の美しさに気が付かない感じ。
幸せのありか。



私の世界を、私の形で描きたかった。




そんな、切り絵幻想でした。