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Tsubameyado blog -side art-

かきつばた展に行って参りました

少し前のことになりますが、8月7日~11日まで有楽町駅前交通会館内ゴールドサロンにて行われていた、池坊550年記念展、「かきつばたを生ける」に行ってまいりました!

・・・と、入り口の写真でも撮影してくればよかったのですが、忘れてしまいました!


今回、どうしてこの花展に足を運んだかといいますと、私の尊敬する&お世話になっている芳庵先生が、前期にご出展なされるとのことだったのですね。
3月に高島屋で行われた花展の際は先生にはお会い出来なかったので、いけばなのことについて、初めて改めてお聞きする機会でした。

この花展はどういった花展かと申しますと、いけばなの中でも一年中扱われる花材である「かきつばた」のみの花展なのです。

全員が、同じ花材だけで生ける。

これを聞いただけでも、すさまじい緊張感です。
とても緊張して、会場へ向かいました。
しかし、会場は一般の方にも広く開かれた、思ったよりも親しみやすい空間でありました。


そうして実際にかきつばたが展示されているところを拝見いたしましたら、同じ花材といっても、想像以上に多彩な印象でした。
同じ花材だけでも、一作品一作品、こんなに違うだなんて!
配置にとても工夫が凝らされていて、とても全て同じ花材には見えない華やかさでした。

そして久方ぶりに先生にお会いして初めて簡単にですが、いけばなについてお話をお伺いすることができました。
私はただお花が好きなだけで、いけばななどには全く触れたことがなかったので、全てが勉強になる世界でありました。

中でも印象的だったのは、いけばなの基本真・副・体(しん・そえ・たい)」ですね。
草木の持つ、自然な生命の美しさ。
いけばなを全く知らない私ですが、この考え方はとても理解できました。

私はお花を描くとき、個人的に気をつけている、というより頭に留めていることがあります。

自然のお花というのは、全部が全部、見ている人の方を向いてはいないですよね。
横向きのお花や、斜めを向いたお花・・・
だからこそ、私はそれが美しいと思うのです。

それと真副体はもちろん全然違うものなのですが、お花の自然な形を生かす、という考え方はとても共感でき、勉強になるものでした。

他にも、立花・生花と自由花のお話、光のお話、いけばなのおもてなしの作法についても簡単にお聞きしました。
これまで私はたくさんお花を描いてきましたが、やはり想像通り、本当に勉強になるものでした。



そしてなんと、その帰りに先生からこんな素晴らしい贈り物を頂きました!!


DSCN7693.JPG

樹脂で固めたドライフラワーの、メモスタンドです!
とても素敵な包みなので、開ける前にも写真を撮りました。
開けると、こんな感じです!


DSCN7694.JPG

ひえ~!!
美しいですね・・・!
なんと、花びらには本物のダイヤモンドのパウダーがまぶしてあるそうです。キラキラしています!
妹とお伺いしたのですが、妹は青い薔薇のものをいただいておりました。
メモスタンドなので後ろにメモを挟めるようになっています。


私からもお返しに山葡萄のジュースと、先日ご紹介した切り絵の朝顔の暑中見舞いをお渡ししました。

DSCN7702.JPG

それと同時に、空のポストカードも、汎用的にお使いいただけるように数枚お渡しさせていただきました。
そうしたら、想像以上に喜んでいただけて・・・!本当にありがとうございます!
この枠を作るのはとても楽しかったので、これから徐々に季節ごと、月ごとと増やしていけたらと考えています!


・・・と、かきつばたの話題からだいぶ逸れてしまいました。
かきつばたの素晴らしいお写真は、こちらの芳庵先生のブログにてご覧になれます!
身がひきしまり、きれいになれそうな気持ちになれますね。

Hoan's works/2012年8月7日の日記
http://ameblo.jp/hoansan/entry-11322853384.html